ヨークシャーテリアは「動く宝石」と言われているほど、
美しい被毛を持っている犬種です。
長く流れるようなダーク・スチールブルー(濃い銅青色)と輝くタン(黄褐色)の被毛、
その美しい被毛をなびかせながら走る姿を見ていると、
まさに動く宝石と言えるでしょう。
ジャパンケネルクラブの犬種別登録数でも、
長年トップ10の座を守っている人気の高い犬種で、
日本でも多くの愛犬家たちに「ヨーキー」と呼ばれ、愛されています。
ヨークシャーテリアは、その美しい外観のわりには手入れが簡単です。
また、性格も明るく俊敏で、知的であることから、
しつけもしやすい事が、人気の原因ではないでしょうか。
しかし、俗に「テリア気質」という言葉があるように、
テリアの中では最も小さいヨークシャーテリアも、
可愛らしい見かけとは裏腹に、確りとその気質を受け継いでいます。
勇敢・活発・やや闘争的・頑固などですが、
それらは適切なしつけを行えば問題はありません。
また、最近は他の小型犬同様に、
とかく小さい事が良い事のように思われていますが、
小さい個体が負うデメリットもあります。
あなたが、長きに渡って素敵なヨークシャーテリアと暮らす事が出来るよう、
その辺も含め、今回はヨークシャーテリアについての
基本的な知識をお伝え出来たらと思います。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ヨークシャーテリアは、陽気で好奇心旺盛、とてもエネルギッシュな犬種です。
なにか面白いものはないかと、部屋の中を探し回る姿は、
まさに間接狩猟犬本来の姿をほうふつとさせます。
ごく稀におとなしい個体がいることはいますが、
そうした犬は少数派と言えるでしょう。
多くは、自尊心が強く、気位が高い面があるため、
甘やかしてしまうと我儘な犬になってしまいます。
その可憐な姿にだまされる事のないように、
確りとしつけを行いたいものです。
また、警戒心が強く、勇敢で、
自分のテリトリーを守ろうとする気質が強い犬種ですので、
小柄ながらも番犬として適していると言えるでしょう。
その警戒心の高さから、吠え癖を持った個体も少なくありませんが、
利口で忠誠心も高いので、適切なしつけによって直すことは十分可能です。
しかし、その一方で、飼い主や家族には愛情深く甘えん坊で、
いつも家族の側にいたがるという寂しがりやの面も持ち合わせております。
飼い主や家族と一緒の時を過ごし、構ってもらうことに喜びを感じる犬種ですから、
一人でお留守番をさせられると、退屈しのぎにイタズラをする事もあります。
血統により、多少の性格の違いはありますが、
ヨークシャーテリアは、まさに正真正銘テリアの血を引いた犬種といえます。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
ヨークシャーテリアの一番の特徴は、
やはり宝石のようにきらめく、流れるような美しい被毛でしょう。
被毛はまっすぐで、毛色は基本的にはダーク・スチールブルー(濃い銅青色)、
胸は光沢のあるタン(黄褐色)をしています。
幼い頃の被毛は、ブラック&タンですが、
成長するにしたがい毛色が変化して行きます。
ですから、子犬の頃には成犬になった時に、
被毛がどの程度の濃さになるかは、はっきりとはわかりません。
耳は三角の立ち耳で、通常尾は断尾されます。
知的な表情、誇らしげな動き、コンパクトな体型は間違いなく
テリア種を継承していると言えるでしょう。
体重は2〜3kgと、多くの犬種のなかでもチワワに次いで小さな犬種です。
しかし、昨今の極小ブームにより、現在は2kgにも満たない個体も見かけますが、
FCI(国際畜犬連盟)では、2kg未満は認可されておりません。
その一方で、犬種自体の歴史が浅く、
さまざまな犬種を交ぜあわせ改良を行った事から、
まれに大きな個体が現れることもあります。
ちなみに、ヨークシャーテリアに非常に似た外見を持つ犬種に、
同じテリア種である、オーストラリアン・シルキー・テリアや
シルキー・テリアという犬種がいますが、
ヨークシャーテリアに比べると多少飼育が難かしいとされているようです。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー